1999年にトロンを観たときのこと

天気のよい日に、ふと「トロン」のサントラが頭の中で回って、嬉しく思い出す思い出のこと。

エピソード1を公開直後に見るために、1999年5月にロサンゼルスを訪れたとき、チャイニーズシアターの正面にある劇場で「トロン」を上映していた。しかも70ミリで。この映画を劇場で観たのは1981年のことで、日比谷スカラ座を訪れた高校2年生の僕は、何を思ったのか2回連続で観て帰ったように覚えている。

レーザーディスクも持っていて、時折観ては喜んでいた。劇場で見たのはこのときが2度目。

映画はもちろん思ったとおりのよい内容。でも、何より印象に残っているのは、エンドタイトル(のウェンディ・カルロス部分)と、エンドタイトル直前の町の映像と、劇場を出たときのロサンゼルスの空気感と、スター・ウォーズを観にこれた満足感と、横に家族がいることと、といったものが混ざった何とも言えない充実した気分だ。今でもサントラを聞くたびにそのとき気持ちがよみがえってきて、みぞおちがワクワクするような嬉しさを感じる。

このことは既にどこかに書きとめたような気はするのだけれど、当時の日記を読み直しても書かれていなかったので、あらためて書き留めておくことにする。