恋愛睡眠のすすめ

平日夜の回を見に行く時間がとれなそうだったので、日曜日に見に行くことにした。シネマライズ(2F)は周囲の観客の立てる音がものすごく気になるように思う。僕が気にしすぎなのか、そういう観客が多いのか、観客の立てる音が気になりやすい映画館なのか。コンクリート打ちっぱなしの壁や、じゅうたんを敷いていない内装によって、周囲の音がとても耳障りに増幅されてたりしないだろうか。

以下、ネタバレ。

主人公たちがいくつくらいの年齢という設定なのかつかみ切れなかったが(20代前半くらい?)、有効な答えを見つけられないまま恋愛で行ったり来たりするという話と考えていいのかな。だとしたら、共感するところがない訳ではないけれど、映画としてもう少し何かを解決するとか、見る者に浄化を与えるとか、という種類のサービスがあっていいのではないかと思った。

夢だか現実だかわからない幻想的かつチープな映像は魅力的なんだけど、映像が物語の提示にうまく役立ちきっていないように感じてしまった。

主役の女の子がシャルロット・ゲンズブールだということにエンドロールで知った。かわいいのかかわいくないのか、と思いながら見ていたが、終盤にメガネをかけてでてきたときには「あー、いーなー」と思ってしまった。土台よりメガネによるものかもしれないが(笑)。