レミーのおいしいレストラン

イクスピアリで上映されていた字幕版を見逃し、悲しみにくれていたのだけれど、なんとギンレイホールで上映されるとのことで慌てて観に行った。ありがたや、ギンレイホール

以下、ネタバレ。

コンピュータだけで映像を作った映画ならではの話なのだろうなぁ、という感想を持つのはピクサー映画の常。話も画面の動きも、人が動いたものを撮って作ったらとても大変だったり不可能だったりする内容なのだろうなぁ、と。登場人物紹介、悪いこと、いいこと、悪いこと、いいこと、という話の構成の計算が、他の映画より明確に感じられてしまうように思った。意外な展開にならないことが必ずしも悪いことではないのだろうが、何かしらの驚きを持って映画を観たいなぁとは思う。

自分が食べに行った飲食店のキッチンにネズミがいたらどうするんだろう。しかもそのネズミが料理を作っていたら、それがネズミじゃなくて虫だったら、たとえ人間だったとしてもネズミや虫を触った手を洗わずに料理していたら。

そんなことを考えた。

僕だって自分の作った料理を人に供して喜んでいる訳だが、自分はネズミや虫に比べて清潔な手を使っているのか?味見したスプーンを料理につけるのはありなのか。

そもそも、加熱せずに食べている食材が食卓に届くまでに何に触れてきたか知りたいか?

そんなことを考える映画ではないのだろうが。。。