18.0 巨大地図フェティッシュ

ウォーゲームの魅力のひとつは、他の種類のゲームに比べてプレイ領域が広いこと、ではないかと思います。もちろんマップが小さい(またはマップを用いない)ゲームが面白くない、と思っているわけではありませんが、少なくとも僕はハーフマップのゲームよりはフルマップのゲームがいいな、と意味もなく思ってしまうことが多いです。

先日、拙宅にある最も大きなマップとなるであろう、the Great Campaigns of the American Civil War (以下、GCACW)シリーズのマップを繋げてみました。残念ながらシリーズ第3作の「Roads To Gettysburg」(譲ってくださる方、是非連絡ください!!!)と、The General誌に付いていたという「Alexandria Extention」(Skirmisher第2号の付録になるそうです!!!)を所有していないので完璧ではないのですが、6畳の部屋の大半を占領してしまう広さの中に南北戦争東部戦域の名所旧跡(?)が点在する風景は「ウォーゲームのマップは広いほど良し!」とする筆者のゲーマー魂を煮えたぎらせるに十分なパワーを持っていました(笑)。

GCACWシリーズは個々のシナリオが結構面白く、マップの半分〜フルマップ全域程度を使ってプレイすることが多いのですが、この巨大マップを目にしてしまうと「勝利条件とかは曖昧でもいいから、複数のゲームを繋げたプレイをしてみたい」という衝動がこみ上げてきます。GCACWの公式サイトでは既に複数のゲームを連結したシナリオがいくつか発表されていますし、Grant Takes Commandにはシェナンドー峡谷(Stonewall In The Valleyのマップ)とピータースバーグ(On To Richmond!のマップ)を繋げて1864年の東部戦域をプレイするシナリオが含まれていますが、これらはどちらも「GCACWの全マップでプレイする」という野望をかなえるものではありません。

やはりここは1862年通年を扱う巨大シナリオが発表されるのを期待してしまいたいところであります。

なお、このシリーズのルールの和訳はのんびりと進めていまして、ようやく7ゲーム全部の基本ゲームシナリオの下訳が終わりそうな状態です(自分に拍車をかける目的で書き留めておくことにしました(汗))。