Flying Saucer 1947

FLYING SAUCER 1947

細野さんの声はよいと思う。しかし、何か物足りなさを感じてしまう。軽すぎるのだ、たぶん。軽さを指向して作られた音源なのかもしれず、僕の求めるものがそこにないのは意図されたものなのかもしれない。

僕が細野さんの音源に求めるものは、「頭がクラクラするようなコンセプト」なのかもしれない。「ホソノ・ハウス」は軽いようで、クラクラするコンセプトを併せ持っている音源なのかもしれない、とふと思う。Tin Panって最初はあんまりグっとこなかったけど、ライブを見た後で大好きなアルバムになった。もしかしたら、このアルバムの楽曲を一度ライブで聴くと、遡ってアルバムまで好きになっちゃったりするのかもしれない。