ノー・カントリー

市川コルトンプラザで鑑賞。もしかして、それなりに人が入っているかもと警戒して、ネットで席を予約していったが、1) 通路のすぐ後ろの席だったので、通路のランプが視界に入る、2) 隣の席に他のお客さんがいて、その人がせき込んだり、ポップコーン食べたり、動くとカシャカシャいう服を着ていたりで、気が散ることが多かった、と非常に厳しい鑑賞状況だった。実際、それほどお客さんはいなかったので、ふらりと観に行っても大した問題はなかっただろう。残念。

以下、「ノー・カントリー」と「バートン・フィンク」のネタバレが含まれる。

集中して観たい内容の映画だったが、そんな訳で気が散ってしまう自分の未熟さゆえ、「もっと楽しめただろうな」という感想を持った。でも、ずっと緊張したまま観たとしたら、さぞかし疲れただろうとは思う。

面白かったが、わからないことも多かった。特に、トミー・リー・ジョーンズの位置づけがよく分からなかった。もしかすると分からないままでよかったり、いくつかの解釈ができる作りになっていたりするのかもしれない(バートン・フィンクのように)。とはいえ、できればもう1回観てみたいとは思っている。

セリフといい、話しの流れといい、とても魅力的な映画だと思う。こういう映画と、そうじゃない映画があるということは、誰でもこういう映画を作ることができないということなんだろうけれど、他の映画と何が違うとこういう映画になるのかが分からなかったりする。