帰ってきた時効警察

テレビブロスを久しぶりに読んだら時効警察の特集ページがあり、その中のインタビューにおいて岩松了が「前回はみんなで面白くしようとした」というようなニュアンスのコメントをしていた(ように思う)。ここを読んで、「帰ってきた時効警察」に僕が今ひとつ入り込み切れない理由のひとつを見たような気がした。

作っている人たちの心のどこかに「時効警察は面白い」という気持ちがあるのではないか、と「帰ってきた時効警察」を見ていると感じる。もちろん、「時効警察」は面白い。何度も見たエピソードもある。大声で笑った。でも、「帰ってきた」を見ていると、「ねぇねぇ、面白い話があるんだけどさ」と語りかけられるような雰囲気を僕は感じてしまう。ヘソ曲がりの僕としては「うーん、そんなに面白そうに話されても、こちらはそこまでテンション上がってないからなぁ」と困ってしまう。

事件の謎解きの豪快さは、「帰ってきた」はない「時効警察」にもあった性質だとは思うのだけれど、「帰ってきた」ではそれが際立ってしまうように感じるのは、豪快さがパワーアップしたからか、それとも僕が話に乗り切れないでいるからか。

引き続き楽しみにして見るドラマだとは思うけれど、DVDが出たときに買おうかどうしようか迷うほどではないなと今のところ思う。

それにしても、オダギリジョーはすごいなぁ。何でもできちゃうように見えるよ。